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起業を目指す高校生の備忘録

高校生のアフィリエイト物語【序章】~始まりのはじまり~

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「アフィリエイトなんて稼げない」
「アフィリエイトはごく一部の人だけが儲けることのできるビジネス」
高校生の俺はずっとそう思っていたし、今でも思っている。
ところがひょんなことから、Twitter上である方と出会い、その方の類まれなる実績と確かなノウハウに影響された俺は、ついにアフィリエイトに手を出すことになる。

f:id:bunntinnmalu:20180321004719p:plainこの物語は、高校生ブロガーのぶんたが、アフィリエイトのみで月収100万円を目指す過程をストーリ仕立てにちょいとアレンジした、無謀かついかにも「高校生らしさ」が表現されている、笑いあり涙ありのエンターテインメントである。

 

 

 

 俺の名前はぶんた。高校2年生だ。と言いたいところだが学年末試験もとうの2週間まえに終わっており、今は実質的な高校3年生0学期にあたる。うちの高校は他校よりも休みが多いせいか、春休みに入る日数が早い。そのせいもあって、日中は基本的に暇を持て余している。暇といっても受験まで一年を切っているので、だらだらと遊んでいる余裕などない。勉強の合間の唯一の憂さ晴らしと言えば、「ブログを書くこと」である。その他にも音楽を聴くこととか、友達と飯を食べに行くこととか、探せばあるとは思うが、今一番の楽しみはブログを書くことである。インターネットに触れる機会が多いためか、Twitterやまとめサイトはよく見るほうだ。そのためいろんな人に巡り合うことがある。そんな巡り合いの中で唯一Twitter上で知り合ったある方、ここではYさんとしておこう。この方は脱サラを目指してアフィリエイトの世界に進出し、初月から20万円という輝かしい実績を残した方で、最近ではブックメーカーと呼ばれる一種のギャンブルも始めており、そのギャンブルでもかなりの利益を上げている。

「この人すごい、けど怪しい」

これがYさんに対する最初の印象であった。

輝かしい実績の裏には何かある。それは誰しも考えることで、まさかこの断片的な情報を鵜呑みにしてアフィリエイトの教材を買う人はそうそういないし、俺もその人だ。しかし俺には恥ずかしい過去がある。

それは遡ること5か月前、俺は偶然、動画共有サイト「Youtube」である動画を見つけた。その動画の内容は、「お金がない・時間がない、そう思うあなたは実は「今から」ではなかったはずです。」と始まり、「ESBIと呼ばれる4つのクワドラントを知っていますか?これは収入経路を指します」と続き、最終的に「情報教材を買って、その教材を宣伝すると紹介料が入ります。今がチャンスです。」と終わる。その動画の内容にとても共感・驚愕してしまった俺は、迷うことなくその情報教材を扱う会社のセミナーを予約し参加した。そのセミナーは東京にあるオフィスで開かれ、当日は6~7人くらいの参加者と、6人くらいのセミナー関係者を交えてセミナーが始まった。講義の時間は延べ6時間にも及び、途中休憩はあるものの、勝手に退出できるような雰囲気ではなかった。俺自身もこういうセミナー・・・というよりセミナーに参加すること自体初めてだったので、相当気分が上がっていた。講師の人はとても感じが良く、優しそうな顔つきをしていた。でも後から思えば、こいつら全員詐欺師だと思うと今でも怖くなる。講師が来る前に、そのアシスタントと思われる人物がこう言った「講師の人はとても凄い方です。しかし普通の拍手で出迎えても良いことを教えてくれません。(セミナー参加者)「じゃあどうすればいいんですか?」、それは皆さんで立ち、スタンディングオベーションで向かえてあげるのです。そうすればきっと良いことを教えてくれます。では皆さん立ってください。」そう言って参加者を立たせ、ド派手なBGMで現れた講師に参加者全員スタンディングオベーションで出迎えた。今思えばこれは、セミナー参加者の士気を高める一つの手段に過ぎなかったのだろうと思う。その後は簡単な自己紹介を交えて、あることが始まった。それはスクワットだった。最初は俺も「なんでスクワットやるんだ?」と内心とても驚いたが、講師いわくスクワットをするとやる気が出るらしく、結局セミナー関係者を含めた全員でスクワットを計20回やった。俺もさすがにスクワットをやるなんて思ってもみなかったので、不意を突かれたというかとても新鮮な気分になった。その後は、講師による、「実は私は2年前、失敗をしました。でもこの情報教材に出会ってから今では成功者です。」みたいな話が始まり、講師いわく、2日で2500万円稼いでらしい。俺自身もすっかり講師の話術にはまってしまい、その話を信じてしまった。そしてセミナー参加者同士によるワークショップ的なものを行った後、本題の情報教材の話が始まった。その情報教材の名は「ヒーローズジャーニー」。ググればいっぱいで出てくると思うから試しに調べてみるのもいいかもしれない。でその「ヒーローズジャーニー」の内容は、各方面に精通したプロフェッショナルの方の教えを学びつつ、かつその教材を宣伝すると紹介料が入る、ざっとこんな感じ。そして最終場面で、「今入ると権利収入を多く得られます。今がチャンスです。」とまぁ、煽ってくる煽ってくる。これでもかと煽ってくる。そして気になるこの「ヒーローズジャーニー」の価格は20万円。一瞬高いと思うかもしれないが、2500万円を最初に聞いてしまったためか物凄く安く聞こえるから、なんとも不思議である。そして講師たちの話術にすっかりはまってしまった俺は、申込書に氏名と住所も書き、購入の印鑑を押そうとした瞬間、救いの手が現われた。と言っても実は、この情報教材、未成年は残念ながら買うことが出来ない。あくまで成人した方のみに販売しているものであって、高校生の俺は買うことが出来なかった。そしてセミナーは終わり各自解散。オフィスを出るまではなんとも思っていなかった情報教材だが、よくよく考えれば話がうますぎるしとても怪しい。そして手に持った携帯で「ヒーローズジャーニー」と調べてみると、もうあれよあれよと「ヒーローズジャーニーは詐欺」という検索結果が表示された。そこで俺はやっと目が覚めたのである。

今思えば自分の無知がどれほど危険なものであるか・うまい話をなぜもっと早く疑わなかったのか。そう悔やまれる。しかし身に染みて得られたものもたくさんあった。だから恥ずかしい過去でもあるが、良い経験をしたと思っている。

「情報教材セミナー恐るべし」

これは実際にセミナーに参加し、その恐ろしさを経験した者のみ実感することができるのであって、多くの人はあんまり恐ろしくは感じないだろう。しかしその感覚こそが、いつもの自分を狂わせ、欲に走らせ高額な情報教材を買わせることにつながることも事実。しかし、このような悪質な詐欺師が沢山いる中でも、しっかりと正当なノウハウを教えてくれる人もいる。それでもまだまだアフィリエイトに対するイメージは良くない。

実際、国民生活センターに寄せられるアフィリエイト詐欺の相談件数は、2012年から増加の一途をたどり、2017年は減少するものの、依然として相談件数が1000件を超えていることは事実である。

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参考:国民生活センター

今現在でも多くの人が「絶対に儲ける」&「〇〇するだけ100万円」などという甘い言葉に乗せられて詐欺に引っかかるということは、詐欺師自身も以前よりも巧妙な手口を用いて、私たちからお金をだまし取ろうとしている裏返しなのである。基本的にこの手の詐欺師は、輝かしい実績だけをアピールし、失敗や挫折は語らない。それは情報教材を売りつけることの障害になるという理由もあるが、やはり少しでも情報教材に対して「良いイメージ」を付けたいと思うことに他ならない。情報の行き来が急速に進んだ社会では、「情報」というのは瞬く間に世界に発信され拡散される。これが意味することは至ってシンプルである。それは「良いイメージ」でも「悪いイメージ」でも等しく発信・拡散されるということである。情報教材の「良いイメージ」が拡散されるならまだしも、仮に誤って「悪いイメージ」が拡散してしまって、詐欺師たちにとってはたまらない。そのため詐欺師たちは自分たちの商売の不利益になることは絶対に発信しない(これは詐欺師のみならず、どこの商売でも同じです)

 「だますやつがいるからだまされるやつがいる」
「だまされるやつがいるからだますやつがいる」

俺にはどちらが正しかは分からないが、一消費者として、だますやつはもちろん絶対悪なのだが、詐欺に対して無関心なやつらもどうかと思う。とにかく言いたいことは、いつの時代でも人から金を搾取しようとするやつらはいっぱいいるということだ。

話がだいぶそれてしまったが、俺は詐欺に一度引っかかった身なので、その反省を生かし、この初月から20万円を稼いだYさんのブログからTwitter開設当初からのツイートを片っ端から調べることにしてみた。

20分ほど調べてみると、以下の事が分かった。

  1. :ブログはアフィリエイトの実績がメインであり、その他日々思ったことなどが書かれている。字数は1000文字もないので、ブログはあくまでアフィリエイトの記録を残す場と見てとれる。
  2. :この方自身も、Sさんという方のコンサル生であり、Sさんが親で、Yさんが子、そして俺が孫という図になる。
  3. :Yさんは大の車好きで、たまに車に関するツイートをしている。また定期的にコンサル生どうしで集まり、帰りには美味しものを食べている(うらやましい)
  4. ちなみにフォロー数は1万弱、フォロワー数は約1万7千

一見すると、本当に稼いでいるかのように見えるが、まだ怪しい。そう思った僕はとりあえずこの方をフォローすることにしてみた。すると1時間ほどしてこんな内容のDMが送られて来た。いかにも情報教材を売りつける業者の自動DMに似ているので思い切って話しかけることにしてみた。内容は「副業をやっている方をフォローすると皆さん同じような文章なのであまり目新しさがないですね」とちょっと挑発的な文章。

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 すると思わない返事が返ってきた。「すいません(笑)」。まさか中身が本当の人間だとは思っていなかったし(だいたいこういう系のDMは自動なので基本返信はない)、なおかつ返信に人間性が現われている。ここで俺は「もしかしたら、この人信用できるんじゃね?」そう思い、どうでもいい会釈をしてみることにした。すると、なんと俺のブログまで見てくれる上に褒めてくれた。実に想定外である。

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「これは確実に怪しい人ではない。」そう思った俺は、Yさんが悪質な詐欺師ではないということを前提に、思い切った返信をしてみた。悪質な詐欺師ならここで無視もしくは会話を削除するはずだが、Yさんはそんなことはせず、返信をしてくれた。

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俺もそれに対する返信をすると、どうやらYさんは、こちらの意図を理解してくれたみたいで、「通話をしよう」とあちらから声をかけてくれた。俺の予想をはるかに上回る反応が続き、逆にこちらが驚いてしまった。「この人、怪しい人ではないと思うけど、まだまだ信用できない。」そう思った俺であったが、このまま終わるわけにもいかずLINEを交換することにした。そしてこのLINE交換が、まさかあんなことになるとはこの時の俺はまだ知らない。

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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。